2013年09月13日

曽祖父の壮大な遺言

今回も弊所あてに寄せられた体験談やご意見をご紹介致します。皆様もぜひ、ご参考になさってください。



これは私の祖父の体験で、祖父の父、つまり私の曽祖父が無くなったとき、その曽祖父はまめで人思いな人だったらしく「遺産は全ての親族に平等に」と遺産相続を願って亡くなったそうです。
それで私の祖父も妙にお固い人でしたので、その遺言を正直に守り、「全ての」親族を調べようとしたそうです。そうしたら、親族が出てくるわ出てくるわ。私は新潟在住ですが、県内だけでも何十軒、東京の親戚が十軒、近隣の県の親戚も何軒か。うちにはいったい何人の親戚がいるのだと祖父は困ったそうです。親戚の親戚の自称親戚まで出て来たそうです。そして、挙句の果てには開拓使として満州国やハワイ、さらにはブラジルに渡った親類がその遺言を信じて何人も集まってきたらしいです。
祖父はこれでは困ると親戚の範囲を絞り、親戚の範囲から漏れた人には何とか説得し、了承を得たそうです。ですが、祖父の元にはスズメの涙のような遺産しか残らなかったと言います。
遺言というのは、人生最後の大仕事として、なるべく遺族に負担がかからないようにしたいと思いました。

相続・遺言体験談 多数公開中。

http://www.kanekogsj.com/


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Posted by kinchanhappy at 10:05│Comments(0)全て
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