2013年08月21日

生前の駆け引き

今回も弊所あてに寄せられた体験談やご意見をご紹介致します。皆様もぜひ、ご参考になさってください。



遺産相続に関する体験談でよく聞くのが、親戚関係のごたごただ。
よく、葬式に顔も合わせたこともないような遠い親戚が現れて、遺産ががめようと言い寄るというのは王道パターンだ。
だが、私の場合では目下親戚間での駆け引きが起きている。
私には高齢になる父がいる。
この人は現役の時は決して稼ぎは大したものではないが倹約家で、貯蓄がかなりあるらしい。
その父は今、老化でだいぶ体の自由がきかなくなり、生きてもあと2年も持たないだろう、というのが親戚間での見解だ。
すると、この父の遺産を巡って、駆け引きが起こるのだ。
具体的には、父の介護を率先して妹夫婦が引き受けたり、過剰なまでに気を遣って心証をよくしようとするのだ。
大の大人が何をやっているんだと思ってしまうが、つまりは金の力というのは計り知れないということなのだろうか。
それを考えると欝な気持ちになってしまう。
本当に父を思って父の介護をする人は、ここにはいるのだろうか。
そう考えると、せめて私だけは無償の愛をもって父を看取ってやりたいと思う。

http://www.kanekogsj.com/


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Posted by kinchanhappy at 14:53│Comments(0)相続・遺言体験談
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