2013年08月23日
大人の本音
今回も弊所あてに寄せられた体験談やご意見をご紹介致します。皆様もぜひ、ご参考になさってください。
中1のころの話です。その頃の私には何も知らされませんでしたが、子供なりに察していました。父方の祖母が亡くなり、父の兄弟たちが遺産分与でケンカになったのです。ある日曜日の朝、電話が鳴りました。その時私は寝ていたのですが、家に誰もいなかったため、寝起きの声で応答しました。
私「はい、○○です」
叔父「もしもし、( 父 )じゃないな?」
父方の叔父からでした。
私「違います。叔父さんご無沙汰です。」
叔父「声色変えたって無駄だぞ、意地が悪い」
私「え?なんて?」
叔父「声色変えても無駄だって言ってるんだ。今から行くからな」
そういって電話は切れました。なぜ来るかはだいたい想像はつきましたが、叔父の口調にしばらく唖然としてしまいました。父と声が似ているのは仕方ないことなのに、何が気に障ったのだろうと思いました。その何年か前までは、小遣いをくれ可愛がってくれた叔父でした。
小一時間もして叔父とその長男がやってきました。両親はまだ帰っていなかったので、応接間に通してお茶を出しました。
叔父「茶を出してくれるのか。ご機嫌とりか、( 父 )に言われたのか。」
にこりともしないで叔父が言いました。私はそんなつもりじゃないと言おうとしたのですが、悲しくて言葉になりませんでした。大人の話の内容は分からなかったですが、もう楽しい日々は戻らないと確信した出来事でした。大人の裏の面というか、本心を初めて見ました。その叔父は3年前に亡くなりましたが、葬式に我が家は参列しませんでした。
http://www.kanekogsj.com/
中1のころの話です。その頃の私には何も知らされませんでしたが、子供なりに察していました。父方の祖母が亡くなり、父の兄弟たちが遺産分与でケンカになったのです。ある日曜日の朝、電話が鳴りました。その時私は寝ていたのですが、家に誰もいなかったため、寝起きの声で応答しました。
私「はい、○○です」
叔父「もしもし、( 父 )じゃないな?」
父方の叔父からでした。
私「違います。叔父さんご無沙汰です。」
叔父「声色変えたって無駄だぞ、意地が悪い」
私「え?なんて?」
叔父「声色変えても無駄だって言ってるんだ。今から行くからな」
そういって電話は切れました。なぜ来るかはだいたい想像はつきましたが、叔父の口調にしばらく唖然としてしまいました。父と声が似ているのは仕方ないことなのに、何が気に障ったのだろうと思いました。その何年か前までは、小遣いをくれ可愛がってくれた叔父でした。
小一時間もして叔父とその長男がやってきました。両親はまだ帰っていなかったので、応接間に通してお茶を出しました。
叔父「茶を出してくれるのか。ご機嫌とりか、( 父 )に言われたのか。」
にこりともしないで叔父が言いました。私はそんなつもりじゃないと言おうとしたのですが、悲しくて言葉になりませんでした。大人の話の内容は分からなかったですが、もう楽しい日々は戻らないと確信した出来事でした。大人の裏の面というか、本心を初めて見ました。その叔父は3年前に亡くなりましたが、葬式に我が家は参列しませんでした。
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Posted by kinchanhappy at 07:59│Comments(0)
│相続・遺言体験談