2013年08月28日

相続と小姑

今回も弊所あてに寄せられた体験談やご意見をご紹介致します。皆様もぜひ、ご参考になさってください。


相続を通じて、生前の故人に対するマイナスの感情が顕在化することもあります。誰もが同じ物の見方や考え方を持った人間ではありませんし、学んできた経験も知識もそれぞれで、衝突することはままあるように思います。気候も影響するのかもしれません。イスラム圏の人間と欧米諸国の人間、あるいはアフリカやアマゾンの部族とで物の見方や考え方が異なるのは当然のように思います。
嫁と姑の問題も無数の価値観の違いがもたらす衝突の一つだと思います。知人の親戚のいわゆる小姑であった人が死に、弟が相続した話を聞いたことがあります。故人は独身で広い一軒家を所有していました。宝石なども多数所有していたようです。
一軒家は活用しようと思えば活用できたのですが、弟の嫁は家を取り壊し、宝石さえもいらないと言ったそうです。若かりしころ、重い米を背負わされて階段を行き来させられたりいいろいろ文句などを言われ、不満を抱え続けていたようです。
ただ、その姑さんの立場に立てばもしかしたら結婚して子供も生んだその嫁が羨ましかったのかもしれません。嫉妬という形で不満を抱えていたということです。
いずれにしろ、一つの集団を形成し、核家族化もしていなかった段階で、嫉妬や衝突は必然だったように思います。遊動生活を行う部族ですら、木やわらで家を作る際に不仲な人間の家の出口に、自分の家の出口を向けたりしないようです。数十万年人類の嫁姑問題は続いていたのではということです。
そうした衝突を避け得ないのが集団行動を行うことをとりわけ好む人類の特色なのかもしれません。これは私企業や行政機関、教育機関でも延々と行われ、だから争いはなくならないし、これからもそうであるように思います。

http://www.kanekogsj.com/


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Posted by kinchanhappy at 17:04│Comments(0)相続・遺言体験談
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